ワイヤー矯正を検討する方の多くが最初に気になるのが、「痛みはどのくらいあるのか」という点です。
歯列矯正は見た目の改善や噛み合わせの正常化といった大きなメリットがありますが、その過程では必ず歯に力をかけて動かします。
特にワイヤー矯正は、ブラケットとワイヤーで歯を引っ張る仕組みのため、初めて装着した直後や調整後に「歯が浮くような感覚」や「締め付けられるような痛み」を感じる人が少なくありません。
さらに、装置の金属部分が頬や唇の内側に当たり、擦れて口内炎ができてしまうこともあります。
この痛みや違和感は、矯正に前向きな気持ちを持っていても、スタート時の大きな不安要素になってことがあります。
痛みや違和感が出現する原因
ワイヤー矯正の痛みには大きく分けて2つの原因があります。
1つ目は「歯の移動によるもの」です。
歯は顎の骨に埋まっていますが、矯正の力で徐々に骨を再形成しながら位置を変えていきます。
このとき、歯の根元や歯を支える組織に負担がかかるため、特に初期の数日間は強い違和感や痛みを覚えることが多いです。
2つ目は「装置による摩擦や圧迫」です。
ブラケットやワイヤーが頬の内側や舌に触れ、擦れた部分が炎症を起こしやすくなります。
これらは個人差が大きく、全く気にならない人もいれば、日常生活に支障が出るほど痛みを感じる人もいます。
緩和させるための解決策や工夫
痛みや違和感は完全にゼロにはできませんが、和らげる方法はいくつかあります。
歯の移動による痛みは、多くの場合、数日〜1週間で慣れてきますがそれまでは硬い食べ物を避け、柔らかく調理した食品やスープ、ゼリーなどを選びましょう。
痛みが強い場合、担当医によっては鎮痛薬の使用を勧める場合もあります。
装置の摩擦による口内炎は、矯正用ワックスを使ってブラケットを覆うことで予防することも可能です。
また、口内の清潔を保つために、殺菌効果のあるうがい薬を使うと治りが早くなります。
さらに、装置やワイヤーの先端が極端に尖っている場合は、調整時に医師に丸めてもらうことで物理的な刺激を減らせます。
ワイヤー矯正をご検討の方へ
ワイヤー矯正の痛みや違和感は、多くの患者さんが通る「慣れの期間」に起こる自然な反応です。
最初は不安やストレスになることもありますが、時間の経過と共にほとんどの方が違和感を感じなくなります。
そして、歯並びが整っていく喜びが、痛みを乗り越える大きなモチベーションになります。
大切なのは、痛みを我慢し続けることではなく、歯科医師と相談しながら無理なく乗り切る工夫をすることです。
「この痛みは良くなっている証拠」と前向きに捉えることで、矯正期間をより充実したものにできるでしょう。
まずはお気軽に当院にご相談ください。